吉祥寺の風俗営業史『キンテツウラ』
吉祥寺の風俗営業史『キンテツウラ』
昨日は時間切れで失礼いたしました。
お伝えします、と申し上げました、吉祥寺、『キンテツウラ』の歴史です。
写真は吉祥寺駅前の『吉祥寺大通り』。駅からほんの50mくらいのところに近鉄百貨店が有りました。この写真の真ん中の家電量販店になっているところです。
そしてその近鉄百貨店の裏が大風俗営業街だったのです。
正確には、性風俗です。エッチ系の各種のお店。(風営法では、『風俗営業』ではなく『性風俗関連特殊営業』)
それらのお店が軒を並べ、中央線沿線では新宿歌舞伎町に並ぶ、と言われ、東京中どこからでも、タクシーの運転手さんに「キンテツウラ」と一言いえばそれで通じたという伝説があります。
しかし、吉祥寺は元々れっきとした住宅街です。今では住みたい街、No.1ですよね。
住みよい街を創るため吉祥寺大通りを整備し、近鉄百貨店が開業したのですが、その裏が死角になってしまい、何十というその手のお店が立ち並び、派手なネオンや、けばい女性、黒服の客引きたちで充満してしまったそうです。
そこで地元のPTAの方々が立ち上がりました。(環境浄化推進市民委員会)しかもその時、ストリップ劇場を建てる、という話が出たのです。
市民委員会の方々は市議会とも協力され、住民の土地を買い上げ、キンテツウラに市立吉祥寺図書館を建設したのです。
風俗営業法では図書館の周囲200mでは店舗型性風俗は開くことができません。そしてストリップ劇場建設は阻止され、その後徐々に既得権で営業しているとはいえ、性風俗のお店も減少していったのです。
これだけ立派な図書館で子供たちが出入りしているところでは、なかなかその手のお店の継続も難しかったのでしょう。
今でもひっそりと数件、いや、やはり10件くらいはそれらしきお店が有ります。しかし普通の繁華街にもある程度になった、ということでしょう。
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